後期高齢者医療制度について

保健事業について

保健事業実施計画

栃木県後期高齢者医療広域連合では、保健事業の取組を効果的かつ効率的に実施することにより、高齢者にかかる健康の保持・増進、生活の質の維持・向上を図ることを目的として、保健事業実施計画(3期計画)を策定し、令和6年度から令和11年度までの6か年で運用いたします。

健康診査

年に1回、健康診査を受診して、生活習慣病等の早期発見・早期治療により重症化を予防しましょう。
健康診査は、日頃から通院していても受診できます。

[基本項目]
  • 問 診
  • 身体計測(身長、体重、BMI)
  • 血圧測定
  • 診察
  • 血液検査(脂質、肝機能、血糖)
  • 尿検査(尿糖、尿たんぱく)
[費 用]

無料で受診できます。

[受診方法]

お住まいの市町にお問い合わせのうえ、案内にそって受診してください。

[保健事業への活用について]

広域連合では、健診結果やレセプト(診療報酬明細書)のデータを下記の保健事業に活用しており、保健師等が電話や訪問をさせていただく場合があります。

  • 重複・多剤服薬者相談・指導事業
  • 重複・頻回受診者相談・指導事業
  • 生活習慣病等重症化予防事業
  • フレイル対策事業 等
[健康診査情報の保険者間引き継ぎについて]

当広域連合への加入前に受診した健康診査の情報は、より良い保健事業サービスの提供のため、当広域連合へ引き継がれます。
なお、健康診査情報の引き継ぎを希望しない方は、以下の申請書の提出が必要です。

・【様式】不同意申請書記入例

○申請書の提出先
〒320-0033 栃木県宇都宮市本町3-9 栃木県本町合同ビル2階
栃木県後期高齢者医療広域連合 給付課 審査保健担当
※お住まいの市町後期高齢者医療担当課への提出も可能です。

[その他] 特別養護老人ホーム等へ入所されている方は、健診の対象になりません。
詳しくは、お住まいの市町担当窓口へお問い合わせください。

※健診を受診後、詳しい検査や治療が必要となった場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

歯科健康診査

前年度75歳・80歳・85歳到達者を対象に、歯・歯肉の状態や口腔清掃状態、口腔機能をチェックする歯科健診を年度内1回無料で実施しています。
なお、実施の有無や対象年齢、受診方法などがお住まいの市町により異なりますので、詳しくは市町担当窓口へお問い合わせください。

[基本項目]
  • 歯牙の状態
  • 口腔清掃状態
  • 歯周組織の状況
[口腔機能評価項目]
  • 咀嚼機能
  • 舌・口唇機能
  • 嚥下機能
[費 用]

無料で受診できます。

[受診方法] お住まいの市町にお問い合わせのうえ、案内にそって受診してください。
[その他] 特別養護老人ホーム等へ入所されている方は、歯科健診の対象になりません。
詳しくは、お住まいの市町担当窓口へお問い合わせください。

ジェネリック医薬品について

当広域連合では、被保険者の皆様のお薬代の負担軽減のために、ジェネリック医薬品(後発医薬品)希望カードを配布しています。
ジェネリック医薬品を希望する方は、カードを提示し、医師・薬剤師に相談してください。
カードは制度に加入されたときに配布するほか、市町の担当窓口でも配布しています。
ジェネリック医薬品とは 最初につくられた薬(先発医薬品:新薬)の特許が切れた後に、国から認められた上で同様の有効成分で製造販売される薬です。
新薬に比べて一般的に低価格になっており、お薬代の負担軽減になります。

ジェネリック医薬品を希望するときは 医師・薬剤師に相談してください。
すべての医薬品にジェネリック医薬品があるわけではなく、治療内容によっては変更できない場合があります。
ジェネリック医薬品希望カード
表面
(表面)
裏面
(裏面)

医療費のお知らせについて

医療機関等で受けた診療の内容をご確認いただき、健康や医療に対する理解を深めていただくことを目的として、年に3回(7月、11月、2月)発行しています。
診療月 前年12月〜3月 4月〜7月 8月〜11月
送付月 7月 11月 2月
お知らせには、受診された月ごとに医療機関等の名称、入院・外来・調剤・療養費(柔整・マッサージ・鍼灸)の区分、診療日数、医療費の総額、自己負担相当額、食事療養・生活療養(費用総額、標準負担額)を記載しています。
【医療費のお知らせの活用例】 過去の「医療費のお知らせ」と比べることで、月ごとに受診した医療機関名や診療回数、医療費の変化が見えてきます。健康状態を維持できているか、病気は悪化していないか、新たにかかった病気はないかなど、健康状態をひと月単位で確認・記録することができます。
医療費控除の申告でご利用になる場合
  • このお知らせは、医療費控除の申告手続で医療費の明細書として使用することができます。なお、12月診療分や、医療費控除の対象となる支出でこのお知らせに記載されていないものは、別途領収書に基づいて「医療費控除の明細書」を作成し、その明細書を申告書に添付していただく必要があります(この場合、医療費領収書は確定申告期限から5年間保存する必要があります)。
  • 医療費控除の申告に関することは、税務署にお問い合わせください。
医療費のお知らせ

フレイル予防について

フレイルとは、加齢にともない心身の機能が低下した「虚弱」を意味する言葉で、「健康」と「要介護」の中間の状態をいいます。
フレイルをそのまま放置すると、要介護状態になる可能性がありますが、早い時期に予防や治療を行えば、その進行を防ぎ、より健康な状態に戻ることもできます。
次の3つのポイントやリーフレットを参考に、積極的にフレイル予防に取り組みましょう。
[栄養]
  • 食事を1日3食しっかりとり、バランスの良い食事を心がけましょう。
  • 身体(特に筋肉)を作る大切な栄養素、「たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品など)」を意識してとりましょう。
  • 毎食後、寝る前に歯を磨き、お口の清潔を保ちましょう。
  • しっかりかんで、お口の周りの筋肉を保ちましょう。おしゃべりも効果的です。
[身体活動]
  • 座っている時間を減らし、まずは今より10分多く体を動かすことから始めましょう。
  • ウォーキング、ストレッチ、ラジオ体操や筋力トレーニングなどを日常的に取り入れましょう。
[社会参加]
  • 孤独を防ぐために、家族や友人などと交流しましょう。電話なども積極的に活用しましょう。
  • 趣味やボランティアなど、楽しみを見つけて活動的に過ごしましょう。

※栃木県後期高齢者医療広域連合は、「人生100年フレイル予防プロジェクト」(栃木県)に参加しています。

栃木県/ウィズまごダンス フルバージョン

栃木県がフレイル予防の目的で考案したダンスです。
家庭内や地域で、少しずつ、無理なく、自分のペースで身体を動かしてみましょう。

健康づくり

後期高齢者のみなさまが、これからも健康で心身ともに充実した生活が送れますよう「健康づくり」に関するお役立ち情報をお届けいたします。
関連情報

医療費適正化について

医療機関における適正受診

[かかりつけの医師、歯科医師、薬剤師を持ちましょう]

日常的な病気の治療や、医療相談などに応じてもらえるかかりつけの医師、歯科医師、薬剤師を持ち、気になる症状があれば、相談しましょう。

[重複受診はやめましょう]

同じ病気で複数の医療機関にかかる重複受診は、何度も同じ検査をしたり投薬が重なったりするので、体に悪影響を与えてしまう心配があります。
まずはかかりつけの医師に相談しましょう。

[薬のもらいすぎや飲み合わせに注意しましょう]

薬は正しく使い、薬が余っているときは、医師や薬剤師に相談しましょう。
薬の飲み合わせによっては、副作用が生じることがあります。お薬手帳を活用し、すでに処方されている薬を医師や薬剤師に伝え、飲み合わせには注意しましょう。

マイナポータルの活用について

マイナンバーカードの健康保険証利用申込を済ませた方については、令和2年度以降の健診結果をマイナポータルで閲覧することができます。
マイナポータルでは、処方されたお薬の情報等も閲覧できるので、生活習慣の改善など健康管理にぜひお役立てください。


詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
【マイナポータルサイト】マイナンバーカード保険証申込ページ
【厚生労働省サイト】マイナンバーカードが保険証として利用できます

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